2019-01-01から1年間の記事一覧

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自分の村が欲しいとずっとずっと思っている。郷土とか海とかジャスコとか中央分離帯とかコンコースとか先輩後輩ジジイババアとかそういう話ではなくて自分を中心にまわるようにも整理できるようなちいさい宇宙。 本屋がガンガン潰れたマッドシティで暇して某…

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ヴィトゲンシュタインの日記を読んでいる。あと虫の羽の畳み方の模型を見た。予想外の方向に機能的かつ美しくこれを見つけた人は神様の存在に触れたんじゃないかなと思う。猛烈に洞察力のある、または一時的にあった人、世界の調和とは言わないけれども残酷…

新宿

三池崇史の殺し屋1を観たら新宿歌舞伎町から大久保あたりの雑多な雰囲気が懐かしくなった。東宝のあたり以外のいかがわしさは変わらないけど、アジア人ノリが薄くなってきた気がする。バニラバニラって下品さが突き抜けた会社名だと思う。『台湾人の歌舞伎町…

良い奴

「わたしたちの世俗的な存在は、それ自体は極めて疑わしい意味しか持たないので、別の存在という目標に向かう手段でしかあり得ません」とゲーデルは1961年、彼の母親に書き送った。

岩波っぽい人

高橋源一郎『ジョンレノン対火星人』大きなことに憤って10年寝かせて投げやりな呪詛のような小説を放ってた。耄碌しないでくれ

欧米の

混乱は昨今、甚だしいってよく言われている?確かに日本みたいなぬるま湯感は少なくともなさそう。おそらく欧米の、米はまだ微妙か、欧の没落にともなって哲学思想はその重要性を失っていくだろうけど、それに代わるものがアジアやアフリカにそれなりの厚み…

映画

を見てて気になるアメリカ国民のエスタブリッシュな学生のカルチャーとかアンダークラスの人たち。大学野球部の全能感を明るく描き切ったのはエブリバディ・ウォンツ・サム!!とか。後者はトレーラーパークボーイズのシリーズががカナダだけどよかったな。け…

さむ

クッツェー『恥辱』避けてたのはフェミとか動物愛護の文脈で触れられるから。どちらも立派なことだけど単純に仕事が荒い人が多く、娯楽目的でなにかを選ぶならば避けたほうが無難なコンテンツだと思う…まあいいとして、これは予想外に昼ドラのようなインテリ…

だれか忘れた『ダークウェブ』、とにかく編集が良くない。作者のキンドルの雑誌連載は面白かったんだけど、一冊の本としては全然許せない間延びしていてやっつけな構成だった。このへん明るい人は少ないだろうし、裏どりや考証次第でもっと面白くなっただろ…

ガチ

ジョシュグロス『アリ対イノキ 』どきどきする話。喧嘩商売の後というのもあるかもしれないけど。スポーツはビジネスである以上ある程度プロレスみたいなもんだしね、誰も観客いなかったらイチローはどんな顔してバット振るんだろうね

立ち読みできなかったやつ

新宿の紀伊国屋の海外文学はたまにおっというものを平積みしていて楽しい。買ってすぐパスカル・キニャール『世界のすべての朝は』読んだ。熊本の出版社で流通が限られてるらしい。で、音楽家かつ小説家らしく古楽の歴史に名前しか残らなかった主人公とその…

探偵物

ブコウスキー『パルプ』はたけしの任侠物のような様式美に支えられたくだらなくて美しい仕事のイズム。次にたまたま100円で拾ったポール・オースター『幽霊たち』のほうもまた強いフォーマットだけど、大抵の人がやっつけていかなければならない仕事をする意…

ウンベルト・エーコ『バウドリーノ』中世の発想豊かだけどがんじがらめな世界に引き込まれる。バウドリーノは嘘つきでことなかれ主義的なシャーマン且つ宰相。王や仲間を引きつけて中世的なゴシップを頼りに旅に出るんだけど、皆の信念がごちゃ混ぜになって…

サブミッション

記録をつけなければならなくなった。 理由は読みさしの本がどれか忘れてしまって部屋が汚いからなくしてしまうから、せめて読みさし本が何かわからないと探さないので