映画

を見てて気になるアメリカ国民のエスタブリッシュな学生のカルチャーとかアンダークラスの人たち。大学野球部の全能感を明るく描き切ったのはエブリバディ・ウォンツ・サム!!とか。後者はトレーラーパークボーイズのシリーズががカナダだけどよかったな。けど実際の格差は大変なんだろうと最近セックスエデュケーションを観て思う。ネットフリックスの予算感が心地よくなってきた。J.D.ヴァンス『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』は衝撃的だった。教育から取り残された階層の著者が苦労して大学に入って社会的地位を得てみたら、自分のパスは非常に珍しいことに気づいてぞっしたという話。家族やコミュニティの人間は感情のコントロールができず人間関係もぎくしゃくしているけど、それは自己責任とは言えないし、だからといって美徳にもならないというかんじ。学校入ったところでそういうところは学べないし、学ぶ必要もないしそれもまた悲しいところだった。自分の欠点を自分だけで引き受けることのできないもどかしさ。著者は彼女や周りの人に支えられて社交をきっかけにエッセイを書いて学校に通えたりする。どうでもいいようなスノッブな話題や出会いが、むしろ努力以外はそれこそが社会で成功するためのチャンスなんだということをここまで実体験でリアルにあけっぴろげに書かれてるのはなんだか落ち込むけど、無駄話っていうのは大事なんだろうと思う。無駄話で共感や信頼を生むには共通の話題や感覚というのがある程度必要で、っていうのは普遍的だと思う。それかアンダークラスとしての自覚を武器に戦うかピエロになるかだな。それはゲットダウンを観て思いました。あれ続編ないんだって、残念。スパイクリーの新作は来週観られそう。楽しみでR