且つ最後に愛

ベースフードはカビのスキャンダルはあったが、これから補償金が入ってくるし良いプロモーションになったんじゃないか。まだまだ買い目である。そもそも完全食品に手を出す輩というのはカビ上等という類が大半だろう。普通の食品企業とは違って信頼も理念もいらない。完全であることさえ自身が納得するフィクションで良いはずだ。そして完全食品はライバルが出づらい、日清くらいなもんで、そういう方向に舵を切ったらブランドイメージを棄損する悪魔の果実なんだ、そんななかで専業ですでにコンビニ販路があって、というベースフードは活路がある、ありすぎてます。ほどほどにマズいのもセンスが良い。

グロースがおそらく年初に吹くので、TKPとともに戻りを狙いたい。今年のグロース受難は新NISAの先回り投資に皆流れすぎてたように思う。来年蓋をあけてみれば、JTやイオン等、高配当優待銘柄は売られて、グロースが買い戻される予感がひしひしとする。思惑とあべこべに動くときの相場は綺麗なもんである

 

来年持ってたい日本株は、キャッシュリッチ枠でガンホー、スリーエフ、もしかしたらアミューズ、グロースはオフィス変動とDXでTKP、sansan、サイボウズ、レアジョブ、クルマ関係はマツダリョービ、しかしスズキはあがってしまった、物流混乱とデフレ対策でオエノン、カクヤス、九州好況でヤマエ、アメイズ、ドミナントがみえてくるのでTKP、ココルポート、インフォリッチ、やまみ

あたりどうでしょうか、バリューは宇宙産業になるスカパー

 

ビジネス書も面白いものはあった。おもろいのに限って絶版になるから気が抜けない。

新薬の狩人たち は、高分子から低分子へ創薬ステージが高度化するなかでドラッグハンターが減っていったり、偶然の産物や気合いでなんとかできなくなってきて、という話。いまのペプチド創薬の発想に繋がる流れが分かり、よかった。

とはいえIPS万能細胞なんかはたった4種類のカクテルでできたって話だし、夢がある。小保方さんも麻雀牌切るノリで研究してたんじゃないかマジで

 

イノキが亡くなったときにちょうど、アリ戦ののちにアリとやりたがってた独裁者アミンがイノキともやりたがっていた、という話を知って、新潮クレストの スコットランドの黒い王様 を読んだ。なかなか良い小説だった、クッツェー好きだったらいけるかもしれん、アミンがこんな奴だったんじゃないか、という発想一発で読ませるほどに独裁者のカリスマ性が憑依していてなかなか良い。理不尽な上司はこうであって欲しい、という感じ。

 

邦画はいまおかしんじの映画ばかり観ている。日本の低予算映画かくあるべし、というペーソス。葵ちゃんはやらせてくれない がベストなんだけど、今後数年で軽々と良い作品を撮ってくれそうな予感がする。

 

あまり良い音楽はなかった