負けない孤島・投げ出さない孤島

ネット金融で金策して借金生活に逆戻りするも、信用取引で謎の上昇相場には乗れた。運用の才ではなくただの度胸だったと肝に銘じてこのような事態は二度と起きないようにしたい。

金がなくなった理由はいろいろと仕方がないところがあり、頑張ってどうなるものではない。頑張ってより多くの富を得られるんだったらきっとソ連は続いていたいただろうし…

しかしざっくり数えてみると固定費を除いた月々の自由にできる金の半分以上が学生時分と変わらない価格帯の昼飯代(王将の日替わりとか、ドトールミラノサンドB程度)に消えている、最寄駅まで所得を持ち帰ることもできず、商店街に惹かれて住んでるのに非常に悲しい、かといって毎日弁当を持っていくのも辛すぎる、あんなもの紙箱に入ってるからまだぎりぎり食えるんであって、自家製のメシや米を密閉容器で運搬したものを食すなんぞ畜生の業だ(香しいパンティも密閉容器に入れたら台無しであることからも自明、ブルセラ業者が頑張ったらもっとマシな弁当箱発明できると思う)、こんなクソ文化はやく滅びろ!ウクライナ兵も戦地で煮炊きして頑張ってんのに、捕虜にだって弁当食わしたら大問題になると思う、サンドイッチやおにぎりはデンプン質が適度な湿気を保っていてあれはよく考えられている、特に海苔は除湿剤かつウマウマの素なんだからすげえよな

 

ついでだけど問題の現代弁当は旧日本軍の悪しきルーツを持っている気がしてきた、ちょうど開催中の甲子園のガキどもの坊主、応援団、チアやマネージャー制度も太平洋戦争のマインドが色濃く残っていて、自衛隊くらいには5年後にネットで盛大に叩かれていると思う。お盆中にテレビをつけたら5歳で親に売られたとしか思えないほどマネージャーが健気に頑張っていた。対価があるだけおれも労働頑張ろう…チアには先月売られた人がなれるらしい

 

よかったビデオ

メトロポリス

ドンデリーロ原作、クローネンバーグ監督もの、実写化されてるの知らなかった。二人はすごく相性が良く、原著で出したかった雰囲気まんまなんじゃないかという加速主義に近い資本主義への執着と過去や肉体への愛着の狭間で揺れ動きつつも動じない証券男…かなり良い

狙ってるとこもあるんだろうけどクローネンバーグは都度、撮り終えたら忘れる程度の謎理論・陰謀論に囚われてる感じがクールだし気まぐれさが一貫していて好きだ。はやく新作も見たい

こういう雰囲気の映画を見ているとマルキズムと資本主義はパラレルな危うさを孕んでいることを確認できる。マークフィッシャーの新刊が出たらしい、あいつ生きてるんじゃねえのか(hideの直近にリリースしたタイトルがギャルだったのでマジで亡くなってる

しょーもない和製ビジネス用語でゾンビ企業という言葉がある、補助金なんかで延命してる中小企業のことなんだけど、最近知ったのが形容詞だとリビングデッドという言葉も同じ意味であって、日本語話者のゾンビというものへの眼差し、その見下し加減は相当だと思った。多分英語で使ったらレームダックとはかけ離れたしぶとい企業だと思われて話通じないんじゃないかな。ゾンビはヴードゥーにルーツがあるとはいえ、キリスト教のスコープ、レザラクションをもってして愛さなければ映画も成立しないのではないかという予感、我々は基本バイオハザードの発想なんだと思う

 

・avec mon mari

ナナとかラフの実写を撮ってる監督のデビュー作、こんなに良い映画を撮っても数年後にはサムい権利物を撮りまくって食いつなぐしかないというのはどういうことなんだろうか、空気感が良い、並びで座らせたりするための口実でしかないようなあざとい出来事が続くものの良いカットが多い

ていうかめちゃくちゃびっくりしたのが

ストーリーは典型的な四角関係で、同性含めみんながいい奴だから嫉妬しつつ互いに好きになっちゃう、というのはまんまナナの構図というかヤバいところじゃんか、この映画見てオファーしたとしたらそいつらの感性は終わってる、中島美嘉がルックスを過剰に漫画に寄せてる(しかもベラ経由で)せいであの企画はお笑いにしかならないのは自明だったはずだからだ、n角関係の描写がどうかなぞとるにたらない、しかもナナ2はハチ役だけ変わるというダーティハリーシステム、クールだな!!

 

UVERworldは来年インディーポップの神様になるかもしれない