ハラ田ショー吾

こんな時にタバコが値下がりという奇跡が起きた。というのも一斉値上げのタイミングでアメスピが本数が減って400円という財布にとても優しい商品が爆誕したのでR。やるじゃんJT、美味しいのでたくさん買っている。

この際JT株の配当で煙草をできるだけ買ってみようかなと思って株を(もちろん少額で)初めてみた。まともな日本企業なんてもうわずかしかないし、新聞読んでれば結構勝つのは簡単なんじゃないかと思いつつ、たった数百円の利益のためにいちいちチャートを見なければならないなんてアホらしい。相場が荒れてなければ1時間くらいかけて週3%は増やせるんじゃないかと思う。数弱円ずつ利益を捻出して少しずつJTの株を買っていこう、いまのところ年3箱は配当で賄えるようになった…株の値動きはすごく可愛い。ナイーブな友達のツイッターみてるみたいで愛着がわく、いろんな思惑を受けて無駄に動いている折れ線から啓示を受けるなんて大人がすることじゃない、とてもみっともない行為だと思う。ポルポトは子供相場師で裏金を増やしてたりしてな。給料日からカードの引きおとしまでの遊びを見つけてラッキー

たまにはと思った邦ノッベルに見切りをつけてエドゥアルド・メンドサ『グルブ消息不明』を読み始めた。海外小説は無駄が多いから好きなのかもしれない。爆弾がよく出てくる理由もそれか… 宇宙人の生活が綴られた悲しいくらいシンプルで無駄な日記。ツレの宇宙人がいなくなって、仕方なしにスペインでの暮らしに溶け込んでいくAIビルドゥングスロマンという趣(描画、作曲とともに文章生成のレベルが上がっている最近のAIに、学習と同時並行で小説を書かせたら面白いんじゃないかと思う。書きぶりがだんだん精度と彩度を増していって、という書き手ごと成長してしまうスタイルはありな気がする。『Maノ山』sarg9gb32v;onlkh0サナトリウムhheh… という具合だと立ち読みして誰も買わないのが欠点かも。赤ちゃんって賢いな。AI美空ひばりはいまいちだった。世界的ベーシストはなわのほうがまだ美空ひばりに似ていると思う。ぼやっとしたオケが入ってくるラブソングを万年量産しているaikoこそAI化に適している。新型爆弾の被害から31年後、ネオ紅白歌合戦では今年もAIkoの新曲が復興の希望の光を灯す。aikoのほうは二代目イルカを襲名して総入れ歯の南こうせつとコラボ)。

国分寺の古本屋は仕入れも買取も頑張っていて驚く。ウンベルト・エーコ(コイケ、カノウと並ぶ世界三大エーコのひとり)とカリエール『もうすぐ絶滅する紙の書物について』など数キロを購入。この本はパルプとしか言えない紙質が匂っていて絶対皮肉だと思った。酸っぱい本読んでるとトイレの回数が増える。エーコフローベールが珍説奇説に執着しているのが好きだと言っていてぶちあがった。フローベール(ずっと読まず嫌いだったというのはまずハスミンの取り上げているものは何一つ面白くないというのが家訓だからというのと、子供の頃妙に潔癖で表記が統一されていないものが赦せなかったのを引きずっているフロベールフローベールの二重の音が頭を占拠するのが本当に無理だったという理由で、巨人のマルチネスもそれで思い出すだけで反吐が出るけどいいバッターだった。案外センターに綺麗に打ち返すんだよねあと時差も無理すぎて友達が海外に引っ越して別の時刻を過ごしている事実にキモすぎて泣いた)のサランボオをなんとなく買った罪が赦された。ニコルソン・ベイカー『中二階』は無駄がミクロな範囲に制限されていて退屈だった。数十年前の実験小説を手に取った自分が悪い。一時期脱出ゲームにドアを開ける、チャックを開くなどやたら無意識の行動を仕向けるトレンドを感じたけれどそれに通じるものがあった。『もしもし』はテレホンセックス小説で面白いらしい。そっちだったかな

多和田葉子がひとつの小説のありかただと言及していた岩波現代文庫の『チェルノブイリの祈り』もそんなかんじ。事故から10年後にいろんな立場の人を取材して、話を聞いたまままとめたインタビュー集。岩波だしどうせ罪悪感強要ポルノなんじゃないかと避けていた(岩波知識人はマゾヒストって意味だし)けれど、みんな無駄な脱線と自分語りばかりで面白い。ロシア人は哲学(愛知のほうじゃなくてブックオフの分類としての雑学(大カテゴリ)ー哲学(小カテゴリ)のほう。ちなみに店舗によっては自己啓発ー哲学のところがある。清水邦明がヘビーユーザーでは仕方がないとはいえ酷すぎる何よりも臭くて汚ねえライブハウスみたいなチェーンが蔓延っているのは識字率の高さの証かもしれない)を皆持っている。国民性なのか、コミュニケーションの型なのか、それともカタストロフを経験して達観できるのか。そのどれにせよなんとなく生きててはいかんなあと思う。もっと早く読めばよかった。ロシア文学の饒舌さは凄まじい。私は小学生のとき暇すぎてカラマーゾフの兄弟を読んで以降、超おしゃべりになった。それまではシャイボーイだったと思う。あとはその影響で集団で走り回るのも大好き。金借りるのも好きだ。にんじんは最近好きになった!!

 

 

ニジンスキーとルナアルどっち想像しましたか