リモート日記 ウィアーザワールド編

Netflixみてたら必然的に黒人と白人ばかりを眺める時間が増えた。みんな手足が長かったり屈強だったりして綺麗だ。風呂場の鏡に映った情けないようで逞しくも猿、プロゴルファーじゃないほうのこの猿はいったい誰なんだ。iPhone使ってるの、ちょっと滑稽かもしれないし、やめようかな。第6世代だからギリギリセーフかな。しかしピンチ動作だけは人類史上おまんちょ開くときにしかしなかった動作なのでこれだけは勘弁願いたい。もともとSiriに話しかけるのは恥ずかしすぎて一回もしたことがなかったのは救いだ。ジョブズがもし生きてたらSiriは日本語でASSって意味なんですよと伝えつつ僕のiPhoneを粉々に粉砕して進化して薄くなったフレームでまっすぐなLSIのラインを引いてケツからスニッフしてもらって喜ばせたい。それから2人で最近本当のマルチタスクが可能になったiPadで肩を寄せ合いミッドナイトゴスペル見るんだ。そしたら超内省的な禅の理解に対してパキパキのジョブズはアホンダラ言いますわ!謙虚なれよ!

 

洋物たくさんみた後のテラハの絵面は皆似たような見た目と悩みを抱えているように見え、もっとピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いできないもんかと思ってしまう。9階から飛び降りても生きてるくらいの奇跡的な環境だ。そう考えると外国は社会のもともとの断絶が深くて大変そうだな。

 

白人だけでもいろいろある。植民地の成り立ちがもろに現代社会にキャストされている点でアメリカは壮大稀有な実験国家ということがわかるナンシー・アイゼンバーグ『ホワイト・トラッシュ  アメリカ低層白人の四百年史』。首の日焼けまで差別対象なんて可哀想だ。こちとら犬年齢1歳ごろに白球を追いかけまくって日焼けしまくった過去を持つ元高校球児に職場や大衆居酒屋等で幅を利かせられ続ける終わりなき日常を生きているのに。彼らは身体をもっと強くするために阪神園芸が天塩にかけて仕込んだ土を食べます。野球好きが垣間見える新興系の居酒屋店主ってやたらワンピースと相田みつお好きだよな。マイク・モラスキー『呑めば、都』はジャズ喫茶文化考察で旗を上げた洞察力で外国人の視点から居酒屋を論じていて新鮮な気づきをくれるけれど、対象が吉田類っぽいチョイスだからそのあたりに手が届いていないのが悔やまれる。あと和民かどっかのチェーン居酒屋の小便器って前に液晶画面がついてて尿量のハイスコアをゲーム形式で競わせてるってのは性別問わず知ってほしい。最近は知らないけどまだ続けているようなら人権侵害の何者でもないのでやめてほしい。しょんべんをぶっ放す権利は怒りのアフガンタイプ以前のフォークタイプ長渕が声を大にして勝ち取った尊いものだから…  前に何軒か梯子して大酒を飲んだ末にパスタをそのまま揚げただけのお通し(あれは油に通すって意味だったんだろうな。カットしてもらえばよかった。半分の長さなら食べやすいから)をクエン酸入りの焼酎で流し込むためだけに立ち寄った際にトライさせられて、暫定王者のダブルスコアを叩き出した記憶がある。あれは夢か?是非とも夢であってくれ。

 

オレンジサンシャインとかいうオーストラリアの映画もイギリスから本人の意思でなく送られる孤児やハンデのある人達に焦点を当てた映画だったような記憶がある。オーストラリアの人達はどんなものを国家のアイデンティティとして共有してるんだろうか。

 

ヒッピームーブメントの際にインディアンカルチャーの理解が深まったことが影響しているんだろうけど、日本のヒッピーはかなりアイヌにシンパシーを抱いているみたい。雑誌スペクテーターのヒッピー特殊は熱量がすごくてよかったな。でもそこは皆にとってのルーツというアイコンではあんまり理解できない。どちらかというと天狗伝説のほうが納得できる。