リモート日記 タレント本

中古本のアラートを一日中待ち構えているから欲しい本が買える買えるででも限られた喫茶店にしか行けないしもう気分も最悪でこんなときはタレント本を読むほかない。

萩原健一「俺の人生どっかおかしい」。84年初犯本で紙が傷んでて開いたら咳が止まらなくなった。勝手に手前でおかしくなり芸能人生を終えることが許されない昭和の精神性を咳まみれで感じ入る。冒頭2ページ目でこんなかんじで早速気が滅入った。

窓の外に広がる灰色の空を見ていて、変な予感があった。落ち着かない気分といったらいいんだろうか。何かいやな予感がそうさせているような感じだった。冷蔵庫から氷を出し、洗面所で氷を浮かべた冷たい水に顔を突っ込んだ。それでもスッキリしない。〈よし、ハッシでも吸うか〉

以降ずっとこんな調子の話。刺身包丁で不良を追いかけて補導されたとか。ダイケンとチューケンって番長がいるんだって。想定も裏表紙が表のデザインと同じという「どっかおかしい」仕様の家宝モノだ。

タレント本で残念なのはインタビューして撮りっぱなし、というパターン。そんななかヤザワの成り上がりは本人が語りかけてくるような調子であれは最高にいいんだけど。ナオン(女性の意)とかアンフー(ファンの意)とか、いまの硬派なイメージが一瞬で崩壊する、中山ヒデちゃん言葉が羅列されているシンナー文学。エコーチェンバーだけは律儀に何回も繰り返しエコーチェンバー、エコーチェンバーって言うのが南国の野鳥みたいで面白い。ヤザワって今イチローくらい日本国民として偉いもんな。安倍晋三星野源とコラボするよりもプレモルを飲んだほうがいい。確実に偉くなれる。最近ナオト・インティライミが世界一周する本を50円で拾ったものの即家のどこかにやってしまったのでもう一冊買っておけばよかった。先日実家帰ったときテレビでナオト・インティライミを初めて見てしまってうわあとか絶対に学会員だとかケチつけてたら母親が「でもサッカーはうまいんよ」とフォローを入れていたのは本当なのか、中田英寿と混同していないか確かめるためにも探して読みたいところ

 

ミッドナイトゴスペルを見終える。ビジュアルも音楽もかっこよくて、マルチタスク脳(最近AppleMusicききながらYoutubeで別の音楽聴けるようになった、やったぜ)をくすぐる革命的な視聴感覚を与えるアニメだったけど仏教系の対話とは相性が悪すぎ、なのに執拗に数回もそのネタ。薄っぺらさはわざとなのかどうか。奴ら砂漠の宗教の人間は生まれる前の自分、死んだあとも自分自分自分でなかなか大変そうだ。そりゃ精神病んでエロエロ夢占いに走ります。僕らは安倍晋三と心ひとつだから大丈夫…常住不断自民党政権下で元気にやってる。コロナ感染者数が抑えられた理由はBCGだとかハグの習慣が無いからだとかいろいろ言われてるけれど、おそらく三密という言葉がDNAに深く刻まれた信仰心を呼び覚まして修行のスイッチが入ったんじゃないかな。小池百合子の密ですって尼ちゃんみたいだったもんね。そっからみんな必死にリモートしちゃって。パソコンと修行の相性の良さはマハーポーシャが証明済みだ。

 

あとはバクシーシ山下のセックス障害者たちを読み直す。

で、最後にやって来たのが脳みそが腐っている女。何をやってもヘラヘラ笑っているという。晴れてます男にヤラレようが、隣でライト柳田が尻を白菜で拭いていようが全然平気。性格のいい風俗の女って感じですね、気持ちが入っていない明るさです。しかも、自分でも、来ていきなりウンコしちゃうっていう。

こんな美しい日本語が他にありますか。方言でもなんでも約せるDEEPL翻訳にぜひ学習してもらいたいと思って翻訳かけてみたら案外いい線いっている。すごいぞDEEPL翻訳

And the last one to come was a woman with a rotten brain. No matter what he does, he says, he laughs a lot. I don't care if I'm getting laid by a man who is sunny, or if Light Yanagida is wiping my butt with Chinese cabbage next to me. It's a brightness that doesn't have a feeling of the woman of the sex industry with a good character. Plus, he came in and took a dump himself.